8日に配信されたポール・マッカートニーの新ポッドキャストMcCartney:A Life in Lyricsの最新エピソードからの抜粋音声が Rolling Stone にて独占公開された。ポールのソロ曲「Here Today」がテーマになったこの最新エピソードの中で、ポールはビートルズを結成するずっと以前にジョン・レノンと初めて会った時のことを回想している。1982年のアルバム「Tug of War」に収録の「Here Today」はジョン・レノンの死後に制作された追悼歌で、ポールはジョンに語りかけるように2人の思い出を振り返っている。同ポッドキャストの司会を務めるアイルランド出身の詩人、ポール・マルドゥーンとの対話の中で、ポールはジョンと初めて会った時、彼がすぐに自分の相棒のように思えたことを明かしている。「ジョン・レノンを初めて見かけたのは彼がバスに乗り込んできた時だった。彼は黒いジャケットを着て、もみあげに、たくさんのグリース(ワックス)を使ったロッカー風の髪型で、少し年上のようにも思えた。私は「彼はかっこいいな。全く知らない人だけど」と思ったのを覚えている。何が起こったかというと、普通は他人に話しかける時ってこんな感じで話しかけるだろう。「あなたの趣味は何ですか?」「何をするのが好きですが?」ってね。そう話しかけられたら私は必然的に「まあ、いくつか曲を書いているんだ」と言う。すると彼らは大抵「へえ」とそのまま受け流して別の話題になるんだ。でも、私がジョンに会って、おしゃべりしていた時、彼は「僕もだよ」って言ったんだ。それで完全に打ち解けた。それから「君の曲を聴かせてくれたら、僕の曲を聴かせてあげるよ」ってことになって、それで私たちは一緒に仕事をするようになったんだ。彼にそんな話をしたのは私が初めてだったのかもしれない。それが私たちの関係の始まりだった。私たちはだいたい私の家に集まって、父がいつも引き出しにパイプを入れたままにしていたから、そのパイプに紅茶を入れて吸っていたものさ」。
1日、ポール・マッカートニーのクリスマスの名曲「Wonderful Christmastime」のカバーを長谷川白紙がApple Musicでリリースした。同曲は長谷川白紙による囁くような繊細なボーカルとシンプルなトラックに、徳澤青弦と須原杏によるストリングスが彩りを与え、長谷川の楽曲「ユニ」も手がけた浦本雅史がミックスを施した、ユニークなクリスマスソング。世界中のアーティストたちによって生まれ変わったキャロルを届ける Apple Music のプレイリスト企画「Carols Covered 2023」に収録されている。長谷川白紙のコメントは以下のとおり。
「近日、「Plastic Ono Band (Ultimate Collection)」も同様にリリースし、2024年夏にはアルバム6枚分の素晴らしい音源を収録した、新たな完全リミックス版「Mind Games (The Ultimate Collection)」をリリースする予定で、さらなるサプライズも続きます」
HAPPY BIRTHDAY JOHN LENNON. To celebrate John’s birthday today, October 9th, a new Deluxe and Expanded version of Imagine (The Ultimate Collection) is now available to stream and download, including the entire full-length collection of tracks (some previously only available on… pic.twitter.com/Xoqto0XLeP
18日(英国時間)、ポール・マッカートニーが9月20日よりポッドキャストMcCartney:A Life In Lyricsをスタートすることを告知した。詩人のポール・マルドゥーンを聞き手に、自身のソングライティングに影響を与えた人々、経験、アートなどについて振り返っているという。ポール・マルドゥーンは2021年に出版した本「The Lyrics:1956 to the Present」の前書きと編集を担当している。ポッドキャストは Pushkin Industries と iHeartPodcasts の共同プロデュースで9月20日より Pushkin+ をはじめ、Apple Music、Spotify などのプラットフォームからエピソード1が配信開始される。1シーズンは12のエピソードで構成され、1つのエピソードで1つの楽曲を取り上げる模様。シーズン1ではビートルズの「Eleanor Rigby」「Back In The U.S.S.R.」「Let It Be」「When Winter Comes」「Penny Lane」「Magical Mystery Tour」「Helter Skelter」、ウイングスの「Live And Let Die」、リンダと制作した「Uncle Albert / Admiral Halsey」「Too Many People」、ソロによる「Here Today」「Jenny Wren」の楽曲が取り上げられる。Pushkin+にサブスクリプション登録すると、開始日から第1シーズンの全エピソードを聞くことができる。2024年2月にはシーズン2を開始予定とのこと。今週公開されたティーザーで、ポール・マルドゥーンはプロローグのエピソードで「テープを聞き返してみたら、対話の最中に特別なことが起きているのが分かります。掛け値なしのポール・マッカートニーです」と語り、ポール・マッカートニーは「昔のスナップ写真のアルバムを見返しているようだった。かなり長い間、考えることがなかった曲を振り返っている」と語っている。