英文 New footage of the Beatles has been made public in Japan. It captures scenes of intense police security when the Fab Four visited Japan to perform more than 55 years ago. Some of the film has never been seen by the public before. The video was released in July to a nonprofit organization, which made an information disclosure request to the Metropolitan Police Department in 2015. The black-and-white, silent footage is about 35 minutes long. It shows large-scale security measures implemented during the Fab Four's visit from June 29 to July 3, 1966. The footage shows checkpoints set up around Nippon Budokan, the concert venue, and a hotel where the group stayed. It also shows police boats patrolling the moats around the arena. The video also includes scenes from the final performance on the night of July 2, which have never been made public until now. It shows the band members waving as they left the stage.
Listening Point アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い 今回は、ニュースに出てきた以下のセンテンスを例に、アメリカ英語とイギリス英語の違いを学びましょう。というのも、それぞれどういう特徴があるのかを知っておくと、リスニングの際に聞き取りやすくなるからです。
The footage shows checkpoints set up around Nippon Budokan, the concert venue, and a hotel where the group stayed.
このニュースのキャスターはイギリス英語話者です。まずはニュースの音声を聞いてみましょう。続いて、ウェブサイトを活用して、アメリカ英語話者のトムさんの読みと聞き比べてみてください。まず、set up です。イギリス英語ではつづりのまま set up と読んでいますが、アメリカ英語では「セッラップ」のように読んでいます。/t/ を「ら行の音」で発音することを「たたき音」と呼ぶことがあります。次に concert や where といった単語です。イギリス英語では /r/ を発音していませんが、アメリカ英語では発音しています。さらに、母音の違いにも注目しましょう。hotel を例に挙げると、アメリカ英語では二重母音ではっきりと「オゥ」と発音していますが、イギリス英語ではあいまいな感じの「オゥ」になります。最初があいまい母音で始まっている点に注意しましょう。where についても、アメリカ英語では二重母音の「エァ」に/r/がかかっていますが、イギリス英語では長母音で「エー」と発音することも多いです。最近は語学試験にアメリカ英語だけではなく、イギリス英語やオーストラリア英語の音声なども取り入れられています。それぞれの発音を知っておくと、リスニングの際に役に立ちます。
Today's Takeaway アメリカ英語とイギリス英語の言葉の違い Listening Point のコーナーではアメリカ英語とイギリス英語の「発音の違い」を取り上げましたが、ここでは「言葉の違い」を取り上げます。アメリカ英語もイギリス英語も同じ英語ですが、その歴史から、使われる単語や表現、つづりや言い回しが異なることがあります。まずは、「単語の違い」に注目しましょう。例えば、以下のような単語に違いがあります。
この他にも、たくさんの単語の違いがあります。興味を持たれたら、ぜひ調べてみてください。「つづり」も異なることがあります。例えば、アメリカ英語では theater ですが、イギリス英語では theatre です。最後が er なのがアメリカ英語で、re がイギリス英語です。アメリカ英語 analyze とイギリス英語 analyse といった違いもあります。それから「言い回し」も少し異なります。一例として、「ペンはありますか?」はアメリカ英語では Do you have a pen? と言いますが、イギリス英語では Have you got a pen? のように言います。また「形容詞の表現」にも違いがあります。イギリスでは強調するときに、bloody という単語を使うことがあります。例えば「外がすごく寒い!」なら、It's bloody cold out there! のように言います。blood は「血液」という意味で、bloody はその形容詞です。これは非常にくだけた表現で、英語学習者が使うことはお勧めしませんが、日常的に使われます。bloody は日本語の「まじで、死ぬほど、超、めっちゃ」に近いニュアンスがあります。アメリカ英語では bloody は使いません。「外がすごく寒い!」をアメリカ英語の近い言い方にするなら、It's super cold out there! といった感じでしょうか。言葉の違いは文化の違いですので、言葉の違いに気を配ると、それぞれの文化への理解が深まって英語学習が楽しくなります。