プロフィール |
Author:wingsfan
ポール・マッカートニー&ウイングス のトリビュート LIVE フェスティバル WINGSFAN をプロデュースしてい ます。このブログは私が日常生活 の中で興味を持ったことやウイン グスや WINGSFAN などに関する 情報などを毎日掲載しています。
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ジョン&ヨーコのベッドインなど、世界のスキャンダラスなホテル7施設を紹介 |
著名人やセレブによるスキャンダルが起きるのは、ホテルの一室である場合が多いのかもしれない。世界には夜遊びから刑事事件に発展したものまで、様々なスキャンダルの舞台となったホテルがある。そんなホテル7施設を紹介しよう。
ジョン・レノンとオノ・ヨーコが泊まった フェアモント ザ クイーン エリザベス (カナダ) 「ベッドイン」と題され、ジョンレノンとオノヨーコ夫妻が繰り広げた平和活動。刺激的な名前とは裏腹に世界の平和を語る内容で、2度にわたって行われた。その2回目の舞台となったのが、カナダのモントリオールにある「フェアモント ザ クイーン エリザベス」だ。ジョン・レノンの死後、彼らが使った一室を含めたスイートルームは改装後に「ジョン・レノン&オノ・ヨーコ スイート」と名前を変えて利用されている。客室にあるミュージックプレーヤーをつけると、夫妻が滞在中に録音した平和を願う歌「Give Peace a Chance」が流れてくるのだとか。
ヘンリー王子の全裸写真が流出 ウィン・リゾート (ラスベガス) 英国王室から離脱して、王室生活に関する暴露本を出版するなど、なにかと世間を騒がせているヘンリー王子。そんな彼の最もスキャンダラスな事件とも言えるのが、ラスベガスで撮影されたという全裸写真。「ウィン・リゾート」のスイートルームに宿泊して女性などと豪遊した際、それらの写真が出回ったようだ。このスイートルームは63階にある2401号室。宿泊にかかった3万5000ドル(約470万円)は、同リゾートオーナーが免除したと言われている。
セックス・ピストルズのメンバーが女性を刺した ホテル・チェルシー (ニューヨーク) 1970年代後半に一世を風靡したイギリス発のパンクロックバンド、セックス・ピストルズ。過激なパフォーマンスを繰り広げた彼らは私生活も過激だったようで、ベーシストのシド・ヴィシャスが1978年、NYの「ホテル・チェルシー」の一室で恋人の女性を刺した。シドは殺人罪で起訴され、保釈中に薬物中毒で自ら命を絶ったのだ。現在は長期滞在者向けのホテルとなっているが、昔から音楽家や芸術家が好んで滞在してきた場所で、マドンナが写真集「SEX」の撮影を行ったのもこのホテルだ。
盗聴器が仕掛けられた ウォーターゲートホテル (ワシントンD.C.) ワシントンD.C.にある「ウォーターゲートホテル」は、1972年に起きた「ウォーターゲート事件」の舞台となったホテルだ。ホテル内に本部をおいた民主党の客室に、共和党が盗聴器を仕掛けたことが発覚。当時のニクソン大統領の関与も明らかになり、大統領は任期途中で辞任する事態に追い込まれた。事件後、ウォーターゲートホテルはさまざまな企業に買収されていったが、盗聴器が仕掛けられた214号室は現在、「スキャンダルルーム」と呼ばれ、一般公開されているという。
怪奇現象が頻発する スタンレーホテル (コロラド州・エステスパーク) コロラド州にある「スタンレーホテル」は、昔から幽霊が出ると言われる“呪われたホテル”。418号室あたりでは、くすくすと笑う声が聞こえたり、人が歩き回る音が聞こえたりするほか、217号室ではかつて起きたガス爆発事故で亡くなったメイドが憑いていると噂されている。ホラー作家のスティーヴン・キングがそんな同ホテルでの宿泊体験をもとに、ホラー映画「シャイニング」の原作を作ったとか。いわくつきの部屋は、現在も宿泊できるそうだ。
コメディアンが命を絶った シャトー・マーモント (ハリウッド) ハリウッドにあるセレブ御用達ホテルとして知られる「シャトー・マーモント」。これまでにも数々のエピソードがあるが、その中でも象徴的なのが、コメディアンのジョン・ベルーシがコカインとヘロインを摂取して死亡した場所だったことだ。彼の死の真相に迫る書籍が出版されているが、それらによるとジョンが泊まった部屋には、コカインが詰まれていたとか。その後、ホテルは客室を全面改装したが、怪奇現象が起こるなどと噂されている。
国際通貨基金専務理事の性的暴行事件 ソフィテルNY (ニューヨーク) 国際的な機関のトップによるスキャンダルの一つが、国際通貨基金(IMF)で当時専務理事を務めていたドミニク・ストロスカーンが、「ソフィテルニューヨーク」の客室係の女性に性的な行為を強要したという事件だ。政治的な陰謀論も渦巻くなか、結局訴訟は和解に落ち着いた。事件があった客室は「L'Appartement New York」と名前を変え、現在も1泊1700ドル~(約23万円~)で宿泊できるとか。
Thanks! Pen Online
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ジョージ・ハリスン、ジョン・レノンの作品で演奏したドラマー、ジム・ゴードン急逝 |
エリック・クラプトンが率いたデレク・アンド・ザ・ドミノスのメンバーで、セッション・ドラマーとしてもビーチ・ボーイズ、ジョージ・ハリスン、ジョー・コッカー、ジョン・レノン、スティーリー・ダンなど、数多くの傑作に名を刻んだジム・ゴードンが3月13日にこの世を去った。享年77歳。ジム・ゴードンは1945年生まれ。米ロサンゼルス出身。17歳の時にエヴァリー・ブラザーズのライヴ・サポートを務め、ドラマーとしてのキャリアをスタート。その才能を当時のNo.1セッション・ドラマーであったハル・ブレインに認められ、彼が率いていた伝説の音楽集団=レッキングクルーに名を連ねるようになった。1960年代中頃からセッション・ドラマーとしての活動を本格化させ、ビーチ・ボーイズ「Pet Sounds」、グレン・キャンベル「Gentle on My Mind」、メイソン・ウィリアムズ「Classical Gas」を筆頭に数々の作品に参加。ロサンゼルスのファースト・コール・ドラマーとして名を馳せるようになった。ジム・ゴードンの名前を世界的に有名にしたのは、やはりエリック・クラプトンらと結成したデレク・アンド・ザ・ドミノスでの活動だろう。LAスワンプ・シーンの中心的存在であったデラニー&ボニーのヨーロッパ・ツアーでエリック・クラプトンと共演し、共にツアー・サポートを務めていたボビー・ウィットロック(key)、カール・レイドル(b)と結成。当初はジム・ケルトナーが参加する予定だったという。ジョージ・ハリソンの「All Things Must Pass」のレコーディングを通して意気投合したという4人はデイヴ・メイスン(g)も加えた編成で、同年6月にロンドンでデビュー・ライヴを開催(ライヴの後にデイヴがバンドを脱退)。全英ツアーを経てレコーディングに臨み、11月に「Layla and Other Assorted Love Songs」を発表。クラプトンが現在も歌い続ける「Layla」の後半のピアノ・パートはゴードンによるもので、共同作曲者としてもクレジットされている。デレク・アンド・ザ・ドミノスは1年と短い活動期間で解散。英国に滞在していたゴードンはブリティッシュ・ロック・バンド、トラフィックにアディショナル・ドラマーとして参加。その後、米国へと帰国し、セッション・ドラマーとしてますます多忙を極め、フランク・ザッパ「Apostrophe (‘)」、スティーリー・ダン「Pretzel Logic」、ホール&オーツ「Daryl Hall & John Oates」など、膨大な数の作品でプレイ。彼に影響を受けたというドラマーも多く、ジェフ・ポーカロもその1人だ。ドラマーとしては輝かしいキャリアを誇っていたゴードンだが、私生活ではアルコールとドラッグに頼る日々が続いていたそうで、その影響によるトラブルで仕事が激減。そして1983年、精神を病んだゴードンは母親を殺害。その後、統合失調症と診断され、懲役16年の判決を言い渡されて収監。長年に2023年3月13日にカリフォルニアの医療施設にて急逝したことが広報担当者より発表された。 心より御冥福をお祈りいたします。
R.I.P. Jim Gordon
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ジョンとヨーコが訪れた日から変わらぬ空気に満ちた Flor de café 樹の花 |
樹の花 を一躍有名にしたのは、オープンして4日目の1979年8月4日に偶然店を訪れたあのジョン・レノンとオノ・ヨーコであることは間違いないだろう。ただ40年以上たった今でも、終日客足が途切れることのない人気店であり続けるのは、店主・成沢弘子さんの思いが詰まったどこまでも居心地の良い店内の雰囲気と、こだわりのコーヒーとスイーツ、そしてカレーだろう。私が心惹かれるカレーのひとつに、カフェのカレーがある。コーヒーやスイーツのおまけのような存在だと思われがちだが、店の特徴がストレートに反映されている気がするのだ。ましてやこだわりのコーヒーを出す店で、はずれのカレーに出会ったことがない。「樹の花」のカレーはオープンから20年ほど経った頃に知り合ったインド青年に、スパイスを使った本格的なカレーを伝授されたことが出発点だそうだが、ランチの需要の多い銀座では、たちまち人気メニューになった。今でも昼時に訪れると、必ず数人はカレーを食べている。現在のメニューは二つ。「豆と野菜のカレー」(1050円、以下税込み、ナンは50円増し)が定番で、「スパイシーチキンカレー」(1200円)、「なすのキーマカレー」(1200円)、「玉子のココナッツカレー」(1100円)のうちの一つが2~3日ごとにローテーションで加わる。まさにこの店にしてこのカレー。体に優しくておいしいものを提供したいという成沢さんの思いが伝わってくる。どれも小麦粉は使わずに仕上げるので、どちらかというとさらりとしている。お気に入りはスパイシーチキンカレー。タマネギのスライスをコリアンダーシードとじっくり炒めてからミキサーにかける。それとは別にシナモン、クローブなどのスパイスとニンニク、ショウガ、タマネギのみじん切りを炒め、カイエンペッパーやターメリックなどのパウダー、ホールのトマト缶、ミキサーから取り出したタマネギを順に合わせていく。肉は炒めずにルーに投入。さらにココナツを加えて煮立たせずに、くつくつとゆっくり火を通す。しっかりとスパイスは効いているが手作り感のあるやさしくて品のよいカレーだ。食べるとじんわり幸せな気持ちにさせてくれる。ここでは食後のコーヒーも欠かせない。カレーを食べ終えて、ゆっくりとコーヒーを飲む。店内には、ジョンとヨーコの直筆サインと絵が飾られている。本来は美術館にでも飾られるべき貴重なものだが、驚くほど店になじんでいる。ハイスピードで変わり続ける現代社会にあって、変わらないことでこれほど気持ちが安らぐのか。この店を繰り返し訪れる人は、みんなそう感じているに違いない。
熊野由佳 ライター&エディター。徳島県出身。外資系ジュエリーブランドのPRを10年以上経験した後にフリーエディターに。雑誌やWebを中心に、旅、食、ファッションなどをテーマに執筆中。無類の食べもの好きでもあり、おいしい店を探し当てる超(?)能力に恵まれている。自分の納得した店だけを紹介すべく、「実食主義」を貫く。酒好きが高じて唎酒師を取得したが、おいしいワインの探索にも余念がない。
Thanks! 朝日新聞
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