つれづれなるままにバンド・オン・ザ・ラン
Tribute Vlog for Band on the Run 50th Anniversary Edition
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wingsfan

Author:wingsfan

ポール・マッカートニー&ウイングス
のトリビュート LIVE フェスティバル
WINGSFAN をプロデュースしてい
ます。このブログは私が日常生活
の中で興味を持ったことやウイン
グスや WINGSFAN などに関する
情報などを毎日掲載しています。 

wingsfan@wingsfan.net


オリコン 週間ランキング
1964・US・ファースト・アタック - ビートルズ

ビートルズのアルバム 1964・US・ファースト・アタック 発売2週目の週間ランキングです。

アルバム 週間ランキング (2023/4/17付)
This Last
Week Week Title / Artist
1 (new) きみとのShining Days / 星川サラ 6690枚
2 (new) 12 / 坂本龍一 6380枚
3 (2) 弐 / 優里 5896枚
4 (new) CHECKMATE / 手越祐也 4656枚
5 (4) Ready To Be:12th Mini Album / TWICE 3779枚
※前週137位だった 1964・US・ファースト・アタック / ビートルズ はチャート圏(300位)外
※ランキングは国内盤と輸入盤を合算集計したもの。

Thanks! ORICON STYLE

スリップノットのコリィ・テイラー、ビートルズで好きになれない曲について語る
コリィ・テイラー

スリップノットのフロントマンであるコリィ・テイラーはビートルズで好きになれない曲について語っている。8月8日(現地時間)、Zach Sang Show に出演したコリィ・テイラーは収録曲に「All I Want Is Hate」という曲があることを訊かれて、「「All I Want Is Hate」は風刺なんだ。史上最高のバンドの一つによって書かれた、地球上で俺が最も好きになれない曲へのリアクションになっているんだよ。君がどれぐらいビートルズのファンかは知らないけど、まず言っておきたいのは彼らはこれまででも最高のバンドの一つだ。彼らがあんなにも短期間で成し遂げたことは誰にも真似できないだろう。しかし、「All You Need Is Love」は人生で聴いた中でも最も最低の曲の一つだね。聴く度に撃たれたような気分になる。そういう意味で、本当によくないよ」と語っている。今回、ファンからの質問に答える動画を投稿したコリィ・テイラーは「あなたが何を言おうとも、「All You Need Is Love」はビートルズ最高の曲です」と意見が寄せられると、改めて自身の見解を語っている。「いや、そんなことはないね。あれは最低だよ」とコリィ・テイラーは語っている。


Thanks! NME Japan

AIによる音楽制作の合法利用を考える
AIによる音楽制作の合法利用を考える

昨年、ユーザーが入力したテキストに応じて、AIが画像を生成する Midjourney や Stable Diffusion といった画像生成AIが注目を集めた。これらのAIの登場は、これまで人間が行っていた作業を代替するものでもあるため、クリエイティブ業界に大きな衝撃が走った。これをきっかけにクリエイターたちの間でも、AIの活用に対し、ポジティブなものからネガティブなものまで様々な意見が交わされるようになっている。そのような状況が見られるなか、今年に入ってからは同様のことが音楽の分野でも起きている。特に注目を集めるAIのひとつといえば、Googleが発表した自動で音楽を生成するAIの MusicLM だろう。MusicLM は Midjourney や Stable Diffusion と同様、ユーザーが入力したテキストに応じて、AIが音楽を自動生成するツールだ。現時点ではまだ一般的には普及していないが、今年5月に Google は、その試用版を公開している。そのため、近い将来、一般的にも広く普及していくことも予想される。

ジェネレーティブAI(生成AI)を利用すれば、特別な知識やスキルがなくともユーザーは自分のオリジナル音楽や画像を手軽に作成できる。ジェネレーティブAIを利用する大きなメリットはそこにあると言えるだろう。しかし、一方ではAIが人間の仕事を奪ってしまうかもしれないという懸念もある。ここで音楽分野におけるジェネレーティブAIのメリットを挙げてみよう。例えば、音楽制作初心者が DAW(音楽制作ソフト)や楽器を使って音楽を作る際、大抵の場合、突き当たる大きな壁といえば、コード進行やスケールといった音楽理論を理解した上での作曲だ。これらの知識は一朝一夕では身につかないため、それを理由に音楽制作を挫折する、あるいはそれに取り組むこと自体を考えないという人もいるだろう。しかし、MusicLM のように入力したテキストに応じて音楽を生成するジェネレーティブAIでは、そのような知識を必要とせずとも音楽を生成できる。これ自体は自分のオリジナル楽曲を作ってみたくても、先述の理由で諦めていた人にとっては好意的に捉えられる要素のはずだ。だが、現状のジェネレーティブAIは、誰でも簡単に音楽を生成できるというメリットがある一方で、正直なところ、多くの人々の心を動かすクオリティのものにはなっていない。どちらかと言えば、差し障りのないものが多いことが実情だ。だからこそ、店舗や YouTube 動画用BGMなど、聴き流し可能な汎用的なものであれば、活用できる可能性があるわけだが、そういった音楽を作るクリエイターにとっては、AIにとって代わられるかもしれないという懸念も生じてしまうことは否めない。このようなジェネレーティブAIのデメリットと言える要素が、昨今のAI脅威論につながっていると考えられる。

では、AIは音楽クリエイターの活躍の場を奪うものなのだろうか? もちろん、先述した懸念はある。一方でAIをツールとして活用することで自身のクリエイティビティを拡張させることに取り組むアーティストたちもすでにいる。DJ/プロデューサーのデヴィッド・ゲッタはその1人だ。今年1月、デヴィッド・ゲッタは、AIが生成したエミネムの音声を使った未発表曲「Emin-AI-em」を公開。賛否両論の大きな反響を得た。このことについて、デヴィッド・ゲッタは、後に BBC のインタビューで「(AIの音楽利用に関する)議論を呼び起こし、その意識を高めることが目的だった」と述べている。また、「音楽の未来はAIにあると確信している」とAIを好意的に捉えていることを明かす一方で「人間にとって代わるものではなく、あくまで道具として利用するものである」との認識を示している。ちなみにデヴィッド・ゲッタはその当時「Emin-AI-em」を商業リリースする予定はないと述べている(※1)。これは次に説明する今春物議を醸したAI音声カバー問題とも関連する。現在、音楽シーンではAIによって自動生成された音楽に対する懸念がある。AIは基本的に既存の音楽や画像などを学習することで新しくクリエイティブを生成するが、ここ最近、特に問題視されているのは、その学習が合法的に行われているか否かということだ。例えば、無許可でドレイクなど有名アーティストの音声をAIに学習させることで、架空の有名アーティスト同士のコラボ曲や新曲が大量に生成された“AI音声カバー問題”。このAIによるディープフェイク楽曲の乱立に対し、アーティストやレコード会社は大きく反発。権利侵害を理由に多くのディープフェイク楽曲が削除された。

しかし、この状況を逆手に取ったのがかねてからAI音声カバーに対して、肯定的なスタンスを表明してきたグライムスだ。グライムスはAI音声カバーについて「私の声を使用したAI音声音源のうち、成功した曲については、コラボするアーティストと同じ条件で、ロイヤリティの50%を分け合いたいと思います。罰則なしで私の声を自由に使ってください。私はどのレーベルにも所属していないので、法的な拘束はありません」(※2)と、ほかのアーティストよりも一歩深く踏み込んだ意見を SNS に投稿。その後に自身の声をAIにカバーさせるAI音声ソフト Elf.Tech も公開し、AI利用に伴う権利侵害をクリアにする形で音楽分野における合法的なAI活用の一例を示した。そして、驚くべきことにこの取り組みはすでに一定の成果を上げている。Elf.Tech 公開後には、アマチュアレベルのアーティストだけでなく、有名プロデューサー/DJのKitoもこの取り組みに参入。公式の AI Grimes との初コラボ曲となる「Cold Touch (feat. GrimesAI)」をリリースしたことに注目が集まった。さらにグライムスは、音楽ディストリビューションサービス TuneCore との提携により、Elf.Tech を利用してリリースした音源の収益分配システムを確立。合法的にAI音声カバー音源を商用利用できる筋道も示して見せた。また、音楽分野でのAI活用については、先述した現行シーンの第一線で活躍するアーティストだけが注目しているわけではない。大御所アーティストのなかにもAIを活用しながら新たな音源制作に取り組む者もいる。その1人がポール・マッカートニーだ。

今年6月、ポール・マッカートニーは英 BBC Radio4 の番組「Today」に出演し、AIによる音源分離を使用してジョン・レノンの歌声を抽出、The Beatlesの“最後の曲”を完成させたと明らかにしている。AIによる音源分離は、すでに音楽分野においては最もポピュラーな活用法のひとつになっており、DJソフトやオーディオリペアツールのほか、LINE MUSIC など音楽プラットフォームのカラオケ機能でも活用されている。さらにこの技術は現在の音楽制作の現場においては Apple Music や Amazon Music Unlimited といった音楽ストリーミングサービスで配信されている「空間オーディオ」フォーマットの音源制作にも活用されている。このようにAIを音楽制作ツールとして使用する方法は他にもある。例えば、ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)が開発する Flow Machines や OpenAI の大規模言語モデル GPT-4を搭載した DAW・WavTool などは人間の作曲をAIが手助けするアシストツール。これらのツールでは、AIの提案をユーザーが取捨選択しながら楽曲のフレーズやビートなどの作成が可能だ。また、人間の声質・癖・歌い方を高精度に再現する歌声合成ソフト CeVIO AI、画像生成などに使われる GAN(敵対的生成ネットワーク)を活用してドラム音を生成する技術 DrumGAN を搭載したドラムキット制作ソフト Backbone 1.5 など、すでに一般ユーザーにも手が届くように市販されているAI搭載音楽制作ツールは少なくない。一般的にAIを使った音楽と聞くと、“ボタンひとつでAIが自動で作る音楽”をイメージしがちだ。しかし、実際にはそういったものと、あくまで人間の作曲能力の補助やクリエイティビティの拡張を後押しするツールのふたつに大別できることが、先述の例からわかるだろう。音楽シーンでのAI活用に関しては、先述したAI脅威論とも言えるAIの台頭に対する懸念やAI音声カバーに見られた法と倫理面での問題など、ネガティブな要素も確かに見受けられる。

しかし、その一方でデヴィッド・ゲッタのようにAIに可能性を感じるアーティストも決して少なくないはずだ。分散型音楽プラットフォームの Audius では、そういったアーティストに向けて、アーティストの権利を侵害することなくAI生成音楽を公開できる機能 AI Music Attribution を公開している。この機能では、アーティスト自身が自分の楽曲がAIの学習に使用されることを許可するか、あるいは拒否するかを選択できる。AIの特性を考えると、アーティストが自身のAIに対する意向を示しやすいシステムの重要性は明白だ。実際に、AI音声カバーが物議を醸した際、レコード会社の UMG(ユニバーサル ミュージック グループ)は Spotify や Apple Music などに対して、アーティストの楽曲へのアクセスやその音源をAIに学習させることをブロックするように要請している(※3)。このような背景から、今後、AIを活用した音楽が権利侵害なしに広がっていくには、アーティストのAIに対する意向を尊重するシステムの導入がほかの音楽プラットフォームでも求められるようになることが予想される。長きにわたり音楽シーンで活躍してきたナイル・ロジャースは、昨今の音楽業界におけるAIの台頭に対し、シーケンサーやドラムマシンの登場が音楽の歴史における大きなイノベーションを起こしたことを例に挙げながら、テクノロジーを敬遠せずにうまく活用していく必要性について言及している(※4)。AIによって、失われるものはないとは決して言い切れない。しかし、その問題を認識しておくことでアーティストや音楽クリエイターは自身のクリエイティブのためにAIを有効利用できるはずだ。もしかしたら、それは人間である筆者の欲目に過ぎないのかもしれない。だが、今のところはその可能性を信じたいという気持ちが強い。そして、そうなることできっと音楽やそれを取り巻くシーン自体もさらに進化・発展していくはずだ。

Paul McCartney

※1 https://www.bbc.com/news/entertainment-arts-64624525
※2 https://musictech.com/news/industry/grimes-ai-royalties-without-penalty-tweet/
※3 https://musictech.com/news/industry/universal-music-group-drake-ai-music/
※4 https://www.musicradar.com/news/nile-rodgers-avicii-ai

Thanks! Real Sound

アーティストの胃袋を支えるツアーシェフという仕事 ポール・マッカートニーのツアーでは...
世界中を回るコンサートツアーに、専属「シェフ」を同行させるアーティストは少なくない。多岐にわたる要望に応えながら、彼らの胃袋、そしてコンサートという大舞台を影で支えるシェフたちを、米ニューヨーク・タイムズ紙が追った。

アーティストの胃袋を支えるツアーシェフという仕事

ビヨンセのストックホルム公演に同行するダンサーやスタッフたちの目の前には、無数のクッキーが広がっている。黒ゴマにワサビ、ホワイトチョコレート、グルテンフリーのココナッツアーモンドダークチョコレート...何種類ものクッキーが、グラント・バードの復帰を告げていた。バードは英国出身のパティシエで、ビヨンセの「ルネッサンス・ワールド・ツアー」に参加している14人の料理人のうちの一人だ。そのツアーにはヴィーガン専門のシェフや、女王ビヨンセとその中心メンバー専属のシェフ3人も随行する。パリ公演のリハーサル中に新型コロナウイルスに感染したバードは、1週間の療養を余儀なくされ、400〜600人のツアースタッフにデザートを供するという仕事を、2人の代役パティシエに委ねた。スタッフはバードの豪華なデザート──ランチ、ディナーともに、十種を超えるデザートが出ることも珍しくなかった──に舌が慣れており、シンプルなスイーツメニューは、バードの不在を物語っていた。そのため、クッキーが何百枚も並べられた壮観なデザートを見たとき、ビヨンセのスタッフたちはバードが戻ってきたとわかったのだ。キャリー・アンダーウッド、ジャスティン・ビーバー、モトリー・クルーにも料理を提供してきたバードは、「食堂が拍手喝采で沸きました」と話す。

肉燻製器に薪グリル フル装備の移動式キッチン
ビヨンセは間違いなく世界的大スターの一人だ。だが、専属シェフをツアーに同行させるのは、自己顕示欲からではない。公演ツアー中のアーティストは、効率の良さと健康のため、そしてスタッフの士気向上のために、自前の移動式キッチンはもちろん、数人のプロの料理人を同行させるケースが少なくない。パンデミックでコンサートの休止を余儀なくされたこの3年あまりで、音楽業界全体がリセットされ、ツアー関係者の健康面が注目されるようになった。たとえば、ヴィーガン料理のシェフが雇われるケースが増え、関係者の身体的・精神的健康に加え、環境負荷の軽減も重視されているのだ。リンキン・パークのツアーシェフを長年務め、プリンス、マドンナ、トーリ・エイモスの元での調理経験もあるグレイ・ローリンは「1980年代初頭から90年代にかけてのツアーは、コカインでもなんでもやりたい放題のパーティーみたいなものでした。ですが、いまはビジネス以外の何物でもありません。僕らの仕事は、アーティストをステージに立たせること、完璧な公演にすること、そして翌日もまたそれを再現すること。それだけです」と話す。そして彼はリンキン・パークとサーティー・セカンズ・トゥー・マーズがともに開催した2014年のコンサートツアーに関して、冗談めかしてこう付け加えた。「コンサートの名前は「Carnivores(肉食) Tour」だったけれど、僕らが料理を用意した16人のうち14人はヴィーガンだったよ」。

ベテランのツアーマネジャーで、アヴリル・ラヴィーンのヨーロッパツアーを終えたばかりのジェームズ・ディグビーは、こうした要求の高まりをよく理解している。「ポール・マッカートニーのツアーでは、ベジタリアン食以外の提供はありえません。これはけっこう大変です。私が知るほとんどのツアースタッフは肉好きなので。しかし、当のアーティストがツアーに出る度に「全員ベジタリアンです」と言って世界を変えようとするのなら、こちらの仕事はそれに同調することです」。さらに、それがどんな料理であっても、用意する量は膨大だ。音楽業界の基準では、大規模ツアーの準備日と公演当日には朝、昼、夕、そして終演後の4食が必要で、それもツアーバスの中で食べることが多い。「腹が減っては戦はできぬ、です。だから軍団にはしっかり食べさせないと」とディグビーは話す。彼の言う“軍”とは、楽団員、バックシンガー、ダンサー、ステージ組み立て班、花火班、警備員、マネジャー、バスドライバーなど、ライブ公演という一発勝負ビジネスに関わるすべての人が含まれる。カリフォルニア州南部パームデザートで最近開催されたリゾの公演のランチでは、バスケットに入った新鮮な野菜とミキサーが並ぶ、ジュース・ステーションがお目見えした。アメリカンドッグ、フライドチキンのサンドイッチ、植物由来の原材料で作られたスライダー(註:小ぶりなハンバーガー)、クスクスなどもあった。いずれもすべてアリーナ内の厨房で調理されたものだ。もっとも、ヴィーガンであるリゾのツアーの調理を担当する「ラティチュード45ケータリング」によれば、通常は移動式の本格的なキッチンで調理するという。移動式キッチンは各都市に到着する度に特別仕様のフライトケースから取り出され、組み立てられる。キャビネット、オーブン、調理台を含む特注キッチンは、スペースと効率を最大化するとともに、ツアー中でもスタッフは「いつもと同じ」感覚で調理できると、同社オーナーのクリス・ミッチェルは話す。「このキッチンではすべてに収まる場所があり、毎日同じ場所に戻ります。だからボウルが必要になったとき、たいていはわざわざ見ることもなく、ただ「向こうに重ねてある3つ目のボウルをお願い」と伝えるだけで良いんです」。

現在、エリック・チャーチのツアーに同行している「HSGケータリング」は、ともにウォークイン型の冷蔵庫・冷凍庫に、約300リットルの給湯器を備えた全長16mの移動式キッチンを使用している。そのキッチンには、肉燻製器や薪グリル、コンベクションオーブン、そして「一度に300枚のステーキを調理可能な」真空調理マシンも完備する、と社長のボブ・シュネーベルガーは話す。ツアーシェフはときに、アーティストとプライベートジェットに同乗し、警察の護衛付きで装甲車両に乗り込む。いっぽうで、ツアー先では原野や駐車場に発電機を設置し、仮設キッチンで食事や菓子を作らざるを得ないこともある。ラティテュード45のミッチェルによれば、この仕事は問題解決を楽しみ、常時移動していることが好きで、何ヵ月もずっとツアーバスで寝泊まりすることに耐えられる特殊なタイプの人間でなければ務まらないという。旅回りの環境下では、一種の仲間意識も育まれる。以前参加したコンサートツアーのTシャツを誇らしげに着用するシェフは少なくない。

アーティストたちの「こだわり」
さらにこの仕事には、かつて王族に仕えていた「毒見係」的な性格もある。「一件でも食中毒を起こせば、最低48時間は公演がキャンセルになります」とディグビーは話す。ライブが大がかりな一大ショーと化し、チケット価格がますます高騰するにつれ、食中毒のような事故には、数百万ドルもの損失を出すリスクがある。時代が変わってもあまり変わらないものとしては、アーティストの選り好みが挙げられるかもしれない。彼らはある味を異常なほど偏愛する一方、嫌いな料理は徹底的に嫌う。ローリンは「(KISSのベーシスト)ジーン・シモンズはかつて、ターキーとレタス、トマト、ピクルスのサンドウィッチを好んでいたのに、ある日、ターキー以外のレタスとトマト、ピクルスをいっさい口にしなくなった」と明かす。ツアー中はアーティストが望む食品が手に入りにくい場合もある。ディグビーによれば、1990年代、マリリン・マンソンから「マカロニ&チーズ」を食べさせてくれと求められた製造元のクラフトは、何箱も英国へ送ったという。「それからどうなったと思います? クラフトは、英国の消費者向けのマカロニ&チーズを製造しているんですよ」。2022年、ブラックピンクのシカゴ公演でパティシエを務めたバードは、彼女たちがお気に入りのインスタントラーメンを運ぶためだけに、専用トラックまで持ち込んでいたと話した。K-POPツアーに同行した同業他社と同じく、彼も、韓国料理バイキングを含む料理班のオペレーションの充実ぶりに感銘を受けたという。「彼らのフードステーションはまさに多種多様。そんなツアー料理は見たことがありませんでした」。ビヨンセのツアーでバードは、彼女の楽屋にフルーツの盛り合わせとクッキーを届けた。彼女のお気に入りはわからないとしながらも、「僕が知る限り、リーシーズを使ったクッキーが特にお気に召されたようです」。それはバニラベースの生地に、ベルギーのミルクチョコレートとリーシーズのピーナッツバターカップが混ぜ込まれた、バードご自慢の一品だ。作るお菓子が引っ張りだこになっていることだけでなく、自分の名前がツアーのスタッフクレジットに載っているのを見たときは感動したという。「ライブの最後、照明班や舞台班などのアーティストとごく近いスタッフの名前はよく表記されますが、僕らのような料理提供班の名前が出ることはまずないので」。そんなバードは目下、サム・ハントのツアーに参加中だ。

Thanks! クーリエ・ジャポン

ユニバーサル・ミュージック・グループ、コンセプトストアを今秋オープン
UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU

ユニバーサル ミュージック グループとして世界初となるコンセプトストア UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU をユニバーサル ミュージックが東京・原宿・竹下通りに今秋オープンします。ユニバーサル ミュージックはアーティストの価値を高め、音楽ファンに新しい体験を提供するためのサービスやプラットフォーム、ビジネスモデルの開発に取り組んでいます。 その一環として今回オープンするコンセプトストアでは、ユニバーサル ミュージックならではのグローバルネットワークを生かし、国内外の所属アーティストとファン、ファン同士がオフラインでつながることができる場所として、全4フロアを使った様々な企画を展開予定です。各アーティストによるPop-upストアに加え、ファンがアーティストにメッセージを送ったりプロ仕様のオリジナル写真撮影ができるコーナー、ストア来場記念アイテムの販売などを企画しています。洋楽・邦楽問わずユニバーサル ミュージック グループが持つ幅広い音楽ジャンルのアーティストとファンのリアル接点の場を提供し、原宿の新たなトレンドの発信地として日本以外の海外顧客の来場も見込んでいます。私たちユニバーサル ミュージックはライフスタイルの一部である音楽体験を、様々なサービスでさらに深めていただくため、このファンとアーティストが繋がる場所で、特別な『体験』と『感動』をお届けいたします。

音楽・エンターテイメントの世界ではデジタル化が進む一方、ユニバーサル ミュージックでは所属アーティストとファンのリアルな接点の場を大切にしてきました。このたび我々ユニバーサル ミュージックがオフィスを構えるこの原宿で、新たにアーティストとファンをつなげる場として、UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU をオープンできることを大変嬉しく思います。原宿の新たな名所として多くの方にご来場いただき、お楽しみいただけたら幸いです。 (ユニバーサル ミュージック 藤倉尚CEO )

UNIVERSAL MUSIC STORE HARAJUKU
東京都渋谷区神宮前1-20-6 (JR山手線 原宿駅 徒歩3分)


Thanks! ユニバーサル ミュージック



ナウ・アンド・ゼン - ビートルズ ナウ・アンド・ゼン (Now and Then)
 国内盤 CDシングル
 輸入盤・国内流通仕様 7インチ・シングル
 輸入盤・国内流通仕様 10インチ・シングル
 輸入盤・国内流通仕様 12インチ・シングル
 輸入盤 7インチ・シングル
 輸入盤 10インチ・シングル
 輸入盤 12インチ・シングル
 輸入盤 CDシングル
 輸入盤 カセットテープ






ザ・ビートルズ 1962年~1966年、ザ・ビートルズ 1967年~1970年 (2023エディション) ザ・ビートルズ 1962年~1966年、ザ・ビートルズ 1967年~1970年(2023エディション)
 国内盤 4SHM-CD
 国内盤 4SHM-CD + Tシャツ
 国内盤 4SHM-CD + トートバッグ
 輸入盤・国内流通仕様 6LP
 輸入盤・国内流通仕様 6LPカラー
 輸入盤・国内流通仕様 6LPカラー + Tシャツ
 輸入盤・国内流通仕様 6LPカラー + トートバッグ
 輸入盤 6LP








ザ・ビートルズ 1962年~1966年 (2023エディション) ザ・ビートルズ 1962年~1966年(2023エディション)
 国内盤 2SHM-CD
 国内盤 2SHM-CD + Tシャツ
 国内盤 2SHM-CD + トートバッグ
 輸入盤 2CD
 輸入盤・国内流通仕様 3LP
 輸入盤・国内流通仕様 3LPカラー
 輸入盤 3LP









ザ・ビートルズ 1967年~1970年 (2023エディション) ザ・ビートルズ 1967年~1970年(2023エディション)
 国内盤 2SHM-CD
 国内盤 2SHM-CD + Tシャツ
 国内盤 2SHM-CD + トートバッグ
 輸入盤 2CD
 輸入盤・国内流通仕様 3LP
 輸入盤・国内流通仕様 3LPカラー
 輸入盤 3LP









本、雑誌、ムック
12/10 『タッグ・オブ・ウォー』世界のツナ缶大事典
2024年 ポール・マッカートニー国内盤シングルレコード大全(仮)

イベント
12/9 ポール・マッカートニー ブラジル サンパウロ Allianz Parque
12/10 11:00 『タッグ・オブ・ウォー』世界のツナ缶大事典 刊行記念サイン会(トーク付き)
12/10 14:00 『タッグ・オブ・ウォー』世界のツナ缶大事典 刊行記念サイン会(トーク付き)
12/10 ポール・マッカートニー ブラジル サンパウロ Allianz Parque
12/13 ポール・マッカートニー ブラジル クリチバ Estádio Couto Pereira
12/16 ポール・マッカートニー ブラジル リオ・デ・ジャネイロ Maracanã Stadium
2024/7~9 ポール・マッカートニー写真展 1963-64 ~Eyes of the Storm~ 東京シティビュー
2024/10以降 ポール・マッカートニー写真展 1963-64 ~Eyes of the Storm~ 大阪

Web配信
12/13 ポッドキャスト McCartney:A Life in Lyrics Helter Skelter

アナログ盤
2024/2/9 ダニー・ハリスン Innerstanding 2LP

TV , ラジオ
2024年3月まで 毎週日曜 13:00~13:50 ディスカバー・ビートルズⅡ NHK-FM
2024年3月まで 毎週金曜 10:00~10:50 ディスカバー・ビートルズⅡ (再放送) NHK-FM

映画
2024年 トノバン(仮)
2024年 Twiggy (ポール・マッカートニー出演)
2024年? Man on the Run
2024年? Daytime Revolution (ジョン・レノン&オノ・ヨーコ出演)

コンサート・フォー・ジョージ

映画「コンサート・フォー・ジョージ」の公開日&上映劇場(12/10現在)

公開中
岩手 盛岡中央映画劇場 019-624-2879

12/22(金)~
静岡 CINEMAe_ra 053-489-5539 12/28(木)まで
兵庫 シネ・ピピア 0797-87-3565