つれづれなるままにWINGSFAN
Tribute Vlog for Paul McCartney & Wings
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「1」が Apple Music 限定で空間オーディオに ジャイルズが語った苦労と意義
ザ・ビートルズ1 - ビートルズ

2000年にリリースされ、過去のセールス記録を大幅に塗り替え、ここ日本でも売り上げが300万枚を超える歴史的ヒット作となったビートルズのベストアルバム「1」。このアルバムと両A面シングル「Strawberry Fields Forever / Penny Lane」が1日より、Apple Music 限定でドルビーアトモスによる空間オーディオでの配信が開始された。全米・全英チャートで1位を記録した27曲で構成される究極のベストアルバムが、空間オーディオのテクノロジーで革新的にリニューアル。空間オーディオへのリミックスを担当した音楽プロデューサー、コンポーザー、マルチプレイヤーのジャイルズ・マーティンとゼイン・ロウがこの作品について語ったイベントのレポートを掲載。昨年6月、ドルビーアトモスによる空間オーディオの提供をスタートした Apple Music は3月1日に、ビートルズの英米でのナンバーワン・ヒットのみを集めたアルバム「1」の、世界初の空間オーディオバージョンをリリースした。空間オーディオ化を担当したのは、このアルバムの2015年リミックス(5.1サラウンドミックスなどを含む)を手がけたあのビートルズの名プロデューサー、サー・ジョージ・マーティンの息子、ジャイルズ・マーティン。彼は2017年以降「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」を皮切りにビートルズ後期のクラシックな作品群を、オリジナル音源に忠実に新たにリミックスした50周年リイシュー盤としてファンに届けてきた。ジャイルズは最近では、多くのビートルズ・ファンが熱く鑑賞したピーター・ジャクソン監督による1969年1月、ロンドンのサヴィル・ロウにあったアップル・コアの屋上でのライヴに至るまでのドキュメンタリー「ザ・ビートルズ:Get Back」の音楽監修も務めている。そのジャイルズが「1」の空間オーディオ化という使命に取り組んだ様子や、その過程におけるビートルズの音楽や空間オーディオへの彼の思いなどを語るオンラインイベントが、Apple Musicのアーティスト・リレーションズ共同代表でApple Musicのラジオステーション、Apple Music 1のDJでもある、ゼイン・ロウのインタビューにより開催された。1960年代後半の「Sgt. Pepper's」や「Abbey Road」など既に Apple Music で空間オーディオが提供されている音源は、聴くと確かに音像が自分の周りに存在するように聞こえることは確認していたが、まだモノラルがほとんどで、せいぜい4トラック録音だった時代、1960年代初期から中期の楽曲が半数以上を占めるビートルズの「1」の空間オーディオ化をどう可能にしたのか、というのがこのイベントに参加する前の最大の疑問だった。インタビューの中でジャイルズはこの難しさに触れて、以下のように苦労話を聞かせてくれた。「正直言うと「A Hard Day's Night」は難しかった。ジョンのボーカルとアコギとコンガが一つのトラック、ギターとドラムとベースがまた別のトラック、そしてジョンとポールともう一本のギターがまた別の一つのトラックという調子で、こういう音を空間オーディオ用に分けていくと、コンプレッションの関係でそれぞれの音のレベルが変わってしまうんだ。それを技術的に解決しながら、原曲と同じ感触を保つのは更に大変だった」。

ジャイルズ・マーティン

一方、モノラルの単一信号でも、音を広げてリスナーの周りから聞こえるようにすることで、スピーカー2台で聴くのとは全く異なるサウンド体験を作り出すことが可能だという。ジャイルズは2006年ビートルズのアルバム「Love」の仕事でグラミー賞を受賞した頃からそのキャリアを通じてサラウンド・サウンド関係の仕事に深く携わって来ているが、こうしたサラウンドの素晴らしさを消費者レベルで体験できることがこれまでは少なかったことを残念に思っていたという。しかし、Apple がドルビーアトモスによる空間オーディオを普通の人でも体験できるようにしたことは大変意味があると語った。そしてとかくこのミックスがどうだ、とかいう聴き方をされることにジャイルズは異議を唱え、音楽から何かを感じ取り感動するという音楽への「親密さ(intimacy)」こそが音楽を聴く姿勢で最も重要だと力説。インタビューではそのために過去の音源の空間オーディオ化によって、あたかもビートルズと同じ部屋、スタジオにいてライヴの演奏を聴いているかのような聴取体験が可能な空間オーディオに期待を寄せた発言が目立った。また、ポールの「僕らは博物館の置物みたいに祭立てられるのはごめんだ。それより僕らの作品で常に新しい面を発見してほしいし、いろんな意見を持ってほしいんだ」という言葉を紹介して、ビートルズ作品のリミックスや空間オーディオ化はジャイルズが勝手にやっているわけではなく、ポールやリンゴ、オリヴィアやヨーコらの意向で彼らが常に求めている「どう変えたら新しい音で、かつビートルズ性を損なわないか」の実現のためにやっていることも明かした。最後にジャイルズは、空間オーディオの効用について「聴いている僕らは年を取るが、空間オーディオ化されたビートルズのサウンドは、当時のままで年を取っていない。1967年当時のジョンのボーカルが、あたかも同じ部屋で演奏されているかのように聞こえる」ことによってタイムトラベルを実現できるのだ、と力強く語ったのがとても印象的だった。イベントの翌朝、Apple Music にさっそく配信された「1」の空間オーディオバージョンを聴いてみた。すると確かに、前の晩スピーカーから直線的に聞こえていた通常版の音源が、部屋全体を包み込むように、同じ部屋で演奏されているかのように聞こえるのだ。おそらくこれは、このイベントでのジャイルズの言葉を聞いていたからだけではないだろう。Apple による、新しい形での音像経験を提供してくれる新旧作品の空間オーディオ音源の提供に引き続き期待が集まる。

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