映画「エコー・イン・ザ・キャニオン」本編映像・第2弾が公開


20日、映画 エコー・イン・ザ・キャニオン の新たな本編映像が公開された。5月27日から新宿シネマカリテほか全国で順次公開される同作は、1960年代から70年代にかけて多くのミュージシャンが暮らし、数々の名曲を生み出した「ウェストコースト・ロックの聖地」ローレル・キャニオンを巡るドキュメンタリー。ボブ・ディランの息子ジェイコブ・ディランがホストとなり、リンゴ・スター(ビートルズ)、ブライアン・ウィルソン(ビーチ・ボーイズ)、エリック・クラプトン、ジャクソン・ブラウンなどらにインタビューした。公開された映像では、当時のミュージシャンたちがいかに刺激を与え合い、相乗効果を生んでいたかを告白。ブライアン・ウィルソンは「ビートルズは好きなグループだった」とした上で、彼らの「ラバー・ソウル」に圧倒されて自身のアルバム「ペット・サウンズ」を書いたと語った。エリック・クラプトンは「ビーチ・ボーイズはクリームにとって哲学的に最も影響を受けたバンドだ、「ペット・サウンズ」には特にね」と明かした。ママス・アンド・パパスやキャロル・キングを手掛けたルー・アドラーは「ペット・サウンズ」をローリング・ストーンズのプロデューサー、アンドリュー・オールダムやポール・マッカートニーに聴かせ、ブライアンの曲作りをどう参考にできるか考えた結果、ビートルズ「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」が生まれたと語る。CSN&Yのグラハム・ナッシュとスティーヴン・スティルスは「ペット・サウンズ」「サージェント・ペパーズ」は傑作であり、聴くだけでその相互作用が分かると断言。また、トム・ペティ、ジャクソン・ブラウン、デヴィッド・クロスビーなども名曲誕生の背景を振り返っている。

エコー・イン・ザ・キャニオン

エコー・イン・ザ・キャニオン 5月27日から新宿シネマカリテほか全国で順次公開
監督 アンドリュー・スレイター
脚本 アンドリュー・スレイター、エリック・バーレット 
出演 トム・ペティ、ブライアン・ウィルソン、リンゴ・スター、エリック・クラプトン、スティーヴン・スティルス、デヴィッド・クロスビー、グラハム・ナッシュ、ジャクソン・ブラウン、フィオナ・アップル、ベック、ノラ・ジョーンズ、キャット・パワー、ジェイコブ・ディラン
配給 アンプラグド

Thanks! アンプラグド