つれづれなるままにWINGSFAN
Tribute Vlog for Paul McCartney & Wings
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米国で囁かれているメーガン・マークルとオノ・ヨーコの意外な共通点
メーガン・マークル夫人

昨年12月のネットフリックスの「ハリー&メーガン」公開に続き、ハリー王子の回顧録 SPARE が今月10日に発売されるにあたり、米国では連日、ハリー王子とメーガン・マークル(メーガン・サセックス公爵夫人)の報道が過熱している。回顧録ではウィリアム皇太子の暴行疑惑やハリー王子が軍隊在籍時に25人の敵兵を殺害したことなどショッキングな暴露の連続で、報道は過熱する一方だ。普段ならゴシップを取り扱わない CNN や CBS のニュース番組までもがハリー夫妻と英王室のスキャンダルを取り上げる始末。筆者の周りでも、女性の友人との会話で、英王室スキャンダルの渦中にいる同夫妻の話題が少しずつ上るようになってきた。筆者の実感としては、英国人はこの話題に熱い。一方で一般の米国人は割とクールに捉えているようだ。例えば先日、あるホームパーティーで、このゴシップネタが話題に上がった時のこと。英国出身で長年米国に住む知人は夫妻が次々に投下する爆弾発言に不快感を示し、このように言った。「(メーガンは)何でも人種差別問題にリンクさせいけ好かない。被害妄想が大き過ぎる!」。一方、米国では「黙れ」(言葉を慎め)がツイッターのトレンドワードになる一方で、実際に人々に話を聞くと「あまり気にならない」「メーガンは嫌いではない」という意見が目立つ。王室制の国とそうでない国、また人種差別問題が身近にあって敏感であるかなど、国民性が大いに反映されるトピックだと感じる。

そんな中、ABC局のトーク番組「The View」でも、同夫妻と英王室のスキャンダルの話題で持ち切りとなった。コメディアンのジョイ・べハーはメーガン夫人を擁護する立場で、このように口火を切った。「王室の誰もがメーガンをヨーコ・オノのように扱っているように見えます。ビートルズを解散させたと言われたヨーコ・オノは(ファンの間で)一瞬にしてのけ者になった。今起こっている(ハリー&メーガン夫妻の)騒動と似ています。言われていることがすべて本当ならの話だけど、ウィリアム(皇太子)はなぜメーガンにそんなに腹を立て、ハリーをも追い立てているのか、奇妙ですね」。オノ・ヨーコ(小野洋子)と言えば、日本出身の前衛芸術家で今もニューヨークのダコタハウスに住む。一世を風靡したビートルズのジョン・レノンの妻だ。ヨーコはビートルズを全盛期に解散させた人物として、全世界のファンを敵に回したことでも知られる。当時は「いけ好かない女」の代表格だった。御年80歳になるべハーは、ビートルズが解散した1970年、28歳だった。言うなればちょうど「ビートルズ世代」ということになる。ヨーコが60年代、70年代、世界に及ぼした影響がどのくらい大きなものだったか想像できるだろうか? きっと若い世代の人にとってその想像は容易ではないだろう。現代版であえて例えるならば、「BTSのメンバーの1人が日本人女性芸術家と恋に落ち、その女性がBTSの音楽活動に次第に首をつっこむようになり、グループの今後の活動に影響を与えてしまうほどの存在になり、最終的にその女性の存在や活動がきっかけでBTSが解散してしまう」くらいの衝撃を当時もたらした人物と説明すれば、わかり易いだろうか。それくらいの衝撃を、当時ヨーコは世界にもたらした。今でも、米国の年配者に「ヨーコ・オノ=日本人の魔女的なイメージ」は残っており、「日本人」というワードからジョン&ヨーコを連想する、なんていうのも決して珍しいことではないのだ。つまり、英王室をビートルズとなぞらえ、そのグループを引っ掻き回す存在を、外野からやって来た女性、メーガンをヨーコとなぞらえたべハーなりの比喩であった。

ところでヨーコと言えば、筆者はこれまで2度見かける機会があった。1度目は彼女の講演会、2度目は彼女の個展だった。MoMa(近代美術館)での個展の最終日、突如来場者の前に姿を見せたヨーコ。筆者は近くまで寄ることができたので日本語で話しかけたところ、英語で返答してきた。米国に移住しすでに長い年月が過ぎており、日本語をいっさい使わない生活なのかもしれない。そして、ヨーコが本当にビートルズを解散させた人物であるのか否かについては議論が分かれるところだが、講演会でヨーコはこのように自身の言葉で語っていたのが印象的だった。「ジョンのことをムリやり手繰り寄せてもいないし、何を言ってもメディアはでっち上げるから悲しい」。真意のほどはわからないが、騒動についてはメーガン夫人も同じような心境にあるのかもしれない。トーク番組「The View」の話に戻るが、べハーは共演者に「マークルが英王室騒動の責任を負う人物と思うか?」と尋ねると、コメンテーターのアナ・ナヴァロは「あらゆることがゴシップとして取り上げられ、現実はより暗く悲しいものだろう」と語った。また「悲惨な家族単位の崩壊が目の前に見えている。ネタ、エンタメとして取り上げられるゴシップで、王室のことだけどそれは家族の話題でもある。これだけ世の中に騒がれてしまい、傷(家族関係の亀裂)が癒えるのは難しいのではないか」との見解も示した。べハーは「彼女に対する暴言には、信じがたいほどの虫酸が走る」と、番組内では終始、メーガン夫人を擁護する姿勢を崩さなかった。筆者が感じる一般的な米国人のリアクションと通じるものがある。ハリー王子の回顧録の発売まであと数日。発売後、夫妻と英王室を取り巻くゴシップの炎がさらに過熱することは必至だ。

安部かすみ
ニューヨーク在住ジャーナリスト、編集者。雑誌出版社で編集者&メジャーミュージシャンのインタビュアー、ガイドブック編集長(6.5年)を経て、02年活動拠点をニューヨークに移す。ニューヨークの出版社に勤務し(7年)、シニアエディターとして街ネタや環境問題を取材。現在はライフスタイル、働き方、社会問題、グルメ、文化、テック&スタートアップの最新情報を発信、CROSS FM に毎月出演中。

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