ポール・マッカートニーも出演か 英でウクライナ支援コンサートが6月24日開催

The Sun 2023年3月5日

5日夜(英国時間)、ウラジーミル・プーチン露大統領に侵略されているウクライナの人々を支援するため、1985年に英国と米国で開かれたエチオピア飢餓救済コンサート「ライブ・エイド」スタイルの慈善コンサートが6月24日に英ウェンブリー・スタジアムで開催されることになったと英大衆紙 The Sun がスクープで報じた。既にU2、ローリング・ストーンズ、ザ・キラーズ、ピンクが出演が打診されたという。同紙は「巨大なものになる」という関係者の言葉を伝え、「音楽界のビッグネームが参加するウクライナのための慈善ライブが世界に放映されれば、ロシアの暴君プーチンにプレッシャーをかけることができる」と報じている。他に名前が上がっているのはポール・マッカートニー、アデル、フローレンス・アンド・ザ・マシーン、ノエル・ギャラガーらだ。同紙の情報源は「世界的な大物ばかりになる。以前からやりたいと思っていたことだが、このほどウェンブリー・スタジアムでの開催が決定した。出演依頼は音楽界の大物にどんどん届いている」と話している。「多くのスーパースターは先約があることは承知している。しかし、すでに話をした人たちの多くが出演を決めていると楽観視している。U2やボノのように戦争や紛争にモノを申してきたバンドにとってはウクライナの状況の深刻さを訴える絶好の機会だと感じている」とこの情報源は自信をのぞかせている。「音楽で1億人の飢餓を救おう」というアイルランド出身のロック歌手ボブ・ゲルドフの呼びかけで1985年にウェンブリー・スタジアムなどでライブ・エイドが開かれた。英BBC放送でエチオピアの窮状を知ったゲルドフが「俺たちにできることは何か?」という人間的な衝動に突き動かされたのが始まりだった。クイーンは出演陣の中で最多の6曲を披露して高い評価を受け、その様子は映画「ボヘミアン・ラプソディ」で忠実に再現されている。当時のマーガレット・サッチャー英首相はゲルドフの訴えを受け、収益に課税される付加価値税分を救援金に回した。2億5000万ドルが集まった。しかし、アフリカの国々が月々支払っている借金の利息分にすぎなかった。ゲルドフはショックを受けた。「音楽で金を集めるだけでは限界がある。政治を動かさなければ」と考えたゲルドフとボノはアフリカ諸国に対する借金帳消し運動を始めた。ゲルドフをノーベル平和賞候補に推したノルウェー議会のジャン・シモンセン元議員はかつて筆者に「彼の偉大さは音楽でアフリカが抱える問題を世界中に分からせたことさ」と話した。2005年の英グレンイーグルズ・サミット(主要国首脳会議)前にもアフリカ支援を訴えるため世界10都市で LIVE 8 が開かれた。入場料は無料。救援金を募るのではなく、サミットに集まる世界の指導者を動かすのが目的だった。参加したアーティストは約260人、観衆は計100万人にのぼった。TVやラジオを視聴した人は世界20億人が視聴した。英大衆紙 Daily Mail によると、英プロダクション会社 Livewire Pictures がウクライナ支援コンサートの仕掛け人の1人だと言われる。同社は昨年3月、1300万ポンドを集めたウクライナのためのチャリティー・イベントや2017年のマンチェスター・アリーナ自爆テロ事件の被害者を追悼するコンサート「ワン・ラブ・マンチェスター」を手伝っている。プーチンを止められるのは音楽と世界の若者パワーなのかもしれない。1985年「ライブ・エイド」伝説はウェンブリーで蘇るのか。

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