ポール・マッカートニーの写真展が米ブルックリン美術館で5月3日より開催

1964:Eyes of the Storm - ポール・マッカートニー

ビートルズが英国から世界へ羽ばたき始め、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの4人が世界を熱狂させ社会現象となった1963年12月から1964年2月にかけてポール・マッカートニーが自身の35mmのペンタックス・カメラで撮影した250点以上の未公開プライベート写真を展示する写真展 Paul McCartney Photographs 1963-64:Eyes of the Storm 。2023年6月28日から10月1日にかけて英ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで初開催され、現在巡回展として4月7日まで米バージニア州ノーフォークのクライスラー美術館で開催中の同写真展が、ブルームバーグ・フィランソロピー協賛のもと、5月3日から8月18日かけて米ニューヨーク州のブルックリン美術館でも開催されることが決定した。2020年にポール・マッカートニーのアーカイヴで発見された約1000点の写真から、ポール自らがセレクトした同コレクションは、彼が「Eyes of the Storm」と表現する当時のビートルマニアの熱狂を内側から見ることがどのような景色だったのかを、彼のユニークな考察も交えて紹介するものだ。ブルックリン美術館の学芸部長兼装飾美術シニア・キュレーターであるキャサリン・フッターは「1964年2月に初めてニューヨークを訪れて以来、ポール・マッカートニーはこの街と強い絆を築いてきました。ビートルズが初めてニューヨークを訪れた当時の彼の活き活きとした写真は、街のエネルギー、アメリカのファンの興奮、そしてセレブリティとしてのバンドメンバーへの狂乱を捉えています。一方でそれらの写真は、ビートルズのメンバーとの戯れや喜びの記録でもあります。マッカートニーのレンズを通して、私たちはこのような特別な事象の渦中にいることがどれだけ刺激的だったのかを感じられるのです」と語っている。ビートルズがリバプールやロンドンのコンサートホールで演奏し、パリからアメリカへと初めて国際的なツアーに乗り出した時代をポールの写真、映像、アーカイブ資料で構成された没入型のインスタレーション展示で辿る写真展はニューヨーク、ワシントンD.C.、マイアミと、熱狂的なファンやパパラッチに追われながら、コンサートからホテル、そして次なるツアーの目的地へと駆け抜けていくファブ・フォーの姿を捉えている。「エド・サリヴァン・ショー」での初のテレビ・パフォーマンスは約7300万人に視聴され、彼らを一躍スーパー・スターダムに押し上げた。


ポール・マッカートニーの写真における探求は音楽と視覚芸術の両方に対する彼のコミットメントを反映している。ポートレートや風景写真からドキュメンタリー写真まで、その幅広い作品群は彼が1960年代初期の写真(フォトグラフィー)の形式的スタイルに精通していたことを明らかにしており、ニュー・ウェイヴ、ドキュメンタリー映画制作、フォトジャーナリズムといったものへの言及は、この写真展の至るところで見ることができる。写真展はポール・マッカートニーの芸術的な多才さを示すだけでなく、個人的かつ歴史的なアーカイブとしての役割も果たしている。当時のビートルズのツアーへの絶大な需要とメディアからの絶え間ない注目、そしてジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターというバンドメンバーの人生に起こっていた取り返しのつかないほどの変化を記録したこれらの写真群はあたかも愛情に満ちた家族アルバムのようだ。この写真展では、音楽界の永遠のレジェンドの一人であるポール・マッカートニーの特別な時代を、極めて個人的な視点で垣間見ることができる。英リバプールに生まれ、ビートルズの結成メンバーとして一躍脚光を浴びたポール・マッカートニーは、その生涯を通じて、ポピュラー音楽と文化全般の景観を形成する上で極めて重要な役割を果たしてきた。ナショナル・ポートレート・ギャラリーでの写真展はポール・マッカートニー、MPLコミュニケーションズのサラ・ブラウン、そしてナショナル・ポートレート・ギャラリーのロージー・ブロードリーによる共同企画で実現した。一方、ブルックリン美術館での展示はキャサリン・ファッターと副館長およびキュレーション担当ディレクター付きのエグゼクティブ・アシスタントであるジェニー・タンによって企画されている。


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