ジョン・レノン殺害のマーク・チャップマン、7回目の仮釈放申請も却下

Mark David Chapman

ジョン・レノンを殺害したマーク・デイヴィッド・チャップマンの仮釈放申請に対し、米ニューヨークの州矯正局は却下する判定を下した。57歳になるチャップマンは仮釈放委員会に7度目となる申請をしたが、矯正局の3人の審議官による審問が22日(現地時間)に行なわれ、その翌日に判決が申し渡された。マーク・チャップマンは1980年の12月8日、当時40歳だったジョン・レノンをニューヨークの自宅であるダコタ・ハウス前で撃ち、第2級殺人罪で20年から終身刑の不定期刑を下され、米ニューヨーク州オールデンのウェンデ刑務所で服役している。1日3時間は独房から出ることを許され、今年に入って州内のアッティカ刑務所から移って来てからは家族との面会時間を増やせる制度の利用を申請している。1994年以来、規則に違反したことはないという。審議官のサリー・トンプソンはジョセフ・クラングルとマーク・コッポラの両審議官と共に「刑務所で品行方正であったことを考慮しても法の尊厳や極悪で冷酷な暴力が引き起こした悲惨な結果を補うことにはならない」と却下理由を書き下ろしている。今回に先立つ審問にて、初めはジョニー・カーソンかエリザベス・テイラーを狙っていたことを明かしているチャップマン。ジョン・レノンを選んだ理由はセントラル・パークに接するアパートに住んでいたので近づきやすかったとした。又、1992年の取材時にはリムジンから降りてきたジヨンを見た時、「撃て、撃て」という声がして、撃てば自分がジョン・レノンに替わって名声が得られると思ったと話している。以前、オノ・ヨーコは「夫殺害者は鉄格子の中に居るべきで、もし仮釈放されたら、私や家族が危険な目に遭う可能性があるし、彼自身、危険な目に遭うかもしれない」と語っている。なお、チャップマンは2年後に再度仮釈放の申請ができるという。

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